実践リスクマネジメント要覧 理論と事例
企業を取り巻く様々なリスクおよび対応策について、MS&ADインターリスク総研が総力をあげてまとめた一冊です。業種・業界を問わず、企業・組織のリスクマネジメント推進において参考となる一冊です。
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昨今、経営の多角化や組織再編などに伴い、様々な形でグループ経営を行っているケースが存在する。会社法では、企業集団における内部統制システムの構築を要請されており、グループ中核会社はグループ全体のリスクマネジメント体制を構築する必要がある。もっとも、グループ経営では、それぞれの組織が異なる事業や活動を行っており、グループ全体としてのリスクの全容が把握しづらくなっているケースが存在する。また、グループ会社の規模も大小様々であることが通常であるため、グループ中核会社のリスクマネジメント体制をそのまま適用していくことは必ずしも適切でない。
グループ中核会社としては、各グループ会社におけるリスクをしっかりと見極め、どのようなリスクマネジメント体制を構築し、どのようなサポートを行うかということを検討しなければならない。