実践リスクマネジメント要覧 理論と事例
企業を取り巻く様々なリスクおよび対応策について、MS&ADインターリスク総研が総力をあげてまとめた一冊です。業種・業界を問わず、企業・組織のリスクマネジメント推進において参考となる一冊です。
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近年、多くの企業でメンタルヘルス不調者が増加しており、メンタルヘルス対策は企業経営にとって不可欠の課題となっている。心の健康対策(メンタルヘルスケア)に取り組む企業は増えているものの、仕事や職場でのストレスを感じる労働者は多く、取組みを強化していく必要がある。
企業におけるメンタルヘルスの問題は、これまでは専ら従業員の健康問題、すなわち「福利厚生」の一環として扱われてきた。しかしながら、これからは次に示すような「訴訟リスク」「風評リスク」「生産性の低下」「費用の増加」などの重大な経営リスクの1つとして捉える必要がある(図表1参照)。