レポート/資料

東南アジアにおけるSDGs取り組み【インターリスクタイレポート 2020年度 No.6】

2020.3.1

要旨

  • ビジネスにおいてSDGsを踏まえた事業活動を行うことがビジネスチャンスを生む一方、そうした変革を行わない場合はリスクが生じる可能性がある。
  • 東南アジア各国は目標1(貧困をなくそう)と目標4(質の高い教育をみんなに)で世界平均を大きく上回っている。一方で目標15(陸の豊かさも守ろう)と目標17(パートナーシップで目標を達成しよう)では大きく下回っている。
  • 各国のSDGs進捗状況を踏まえた取り組みを行うことで、大きく貢献できる可能性がある。

1. SDGsとは

2015年9月に国連持続可能な開発サミットで採択された「持続可能な開発のための2030年アジェンダ」の中で、2016年~2030年の世界全体の共通目標として定められたのがSDGsです。 Sustainable Development Goalsの頭文字でして、和訳すると「持続可能な開発目標」となります。世界は貧困、気候変動、人種・ジェンダーに起因する差別など、様々な問題・課題に直面しています。 SDGsは、こうした問題を解決し、持続可能で多様性・包摂性のある世界を実現するための17のゴールと、その下にあるより細かい169のターゲットで構成されています。

2. SDGsのビジネスリスクとチャンス

ビジネスにおけるSDGsの最も重要なメッセージは「変革」です。SDGsは「現状のやり方では世界を持続可能にできない」ことが前提にありますので、企業は根本的なビジネスのあり方から変えていくことが求められます。

全文はPDFでご覧いただけます