ESGリスクトピックス(2016年11月)
2016.11.1
国内トピックス2016年9~10月に公開された国内のCSR・ERM等に関する主な動向をご紹介します。
<環境>
日立製作所が環境長期目標「日立環境イノベーション2050」を策定
(参考情報:2016年9月5日付 同社HP)
日立製作所は9月5日、2050年を見据えたグループ環境長期目標「日立環境イノベーション2050」を策定した。同社の「環境ビジョン」の下、「低炭素社会」、「高度循環社会」、「自然共生社会」の構築に向け、バリューチェーンを通したCO2排出量の削減や水・資源利用効率の改善、自然資本へのインパクトの昀小化などの目標が設定されている。
<海外危機管理>
外務省が「中堅・中小企業海外安全対策ネットワーク」を創設
(参考情報:2016年9月27日、同年8月2日付 同庁HP)
外務省は9月27日、「中堅・中小企業海外安全対策ネットワーク」を創設した。
本ネットワークは、7月1日のバングラディッシュ・ダッカで発生した外国人襲撃事件(邦人7名死亡、1名負傷)を受けて、8月2日に外務省が発表した「『在外邦人の安全対策強化に係る検討チーム』の提言」点検報告書*の提言を踏まえて創設されたもの。更なるテロ事件の被害が発生しないよう、主に中堅・中小企業の海外安全対策の強化に向けて、外務省が中心となり、日本企業の海外展開に関係する組織・機関**が本ネットワークに参加する。
<個人情報保護>
個人情報保護委員会が「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン」に関する意見募集を開始
(参考情報:2016年10月4日 同委員会HP)
個人情報保護委員会は10月4日、「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(案)」について、11月2日を期日とするパブリックコメントにより意見募集を開始した。
同ガイドラインは、改正法で新たに導入された概念等を中心に、以下の4つから構成されている。
(1)通則編(個人情報保護法全体の解釈・事例)
(2)外国にある第三者への提供編
(3)第三者提供時の確認・記録義務編
(4)匿名加工情報編
海外トピックス2016年9~10月に公開された海外のCSR・ERMに関する主な動向をご紹介します。
<サステナビリティ>
国連責任投資原則がESG投資の実践ガイドブックを公表
(参考情報:2016年9月5日 PRI事務局HP)
国連責任投資原則(United Nations Principles for Responsible Investment、以下「PRI*」)は、9月5日、ESG投資の実践ガイドブック(A practical guide to ESG integration for equity investing、以下「本ガイドブック」)を機関投資家向けに公表した。
本ガイドブックでは、機関投資家の投資戦略にESGの視点を取り入れるための4つの投資戦略(下表参照)と、それぞれを実践するためのケーススタディを紹介している。また、この4つの戦略に関する具体的な運用プロセスを示すとともに、実際に戦略を採用している実例などを紹介している。
<人権・社会貢献>
HP Inc.が難民支援のための教育施設「HPLearning Studio」を中東に開設
(参考情報:2016年9月20日付 同社HP)
HP Inc.は9月20日、難民支援を目的として、新しく教育施設「HP Learning Studio」をレバノンとヨルダンに6箇所開設することを発表した。
同施設は難民の子供に昀新の教育テクノロジーに触れる機会を、そして、成人に対してはビジネススキル、ITスキルを学ぶ機会を提供する。
同施設は3Dスキャナーを搭載したパソコンなどを含む昀新技術を備えており、25コースからなるeラーニングコンテンツに加え、今後はフリーランスの仕事とeコマースに必要な技術と専門知識を難民が学べるよう、特別に設計された無料の追加コースを開発するとしている。
<サステナビリティ>
GRIが「GRIスタンダード」を公表
(参考情報:2016年10月19日付 同団体HP)
GRI(グローバル・レポーティング・イニシアチブ)は10月19日、現行のG4に代わる新たな「GRIスタンダード」を公表した。
同スタンダードは、GSSB(GRIが設立した基準審議会)によるパブリックコメントの結果を反映して正式に公表されたもの。G4から同スタンダードへの切替期限は2018年7月1日とされている。同日以降にGRIを参照した報告書を発行する場合、今回発表されたGRIスタンダードを参照しなければならない。
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