ESGリスクトピックス(2016年10月)
2016.10.1
国内トピックス2016年8月に公開された国内のCSR・ERM等に関する主な動向をご紹介します。
<環境負荷軽減>
カルビー、キヤノン、久光製薬が宇都宮の工業団地内の事業所で電力および熱供給を共同化
(参考情報:2016年8月25日付 各社HP等)
カルビー、キヤノン、久光製薬の3社は8月25日、栃木県宇都宮市にある清原工業団地内の隣接する各社の計7事業所において、国内初となる「工場間一体省エネルギー事業」*の実施に向けて、東京ガスエンジニアリングソリューションズ(以下「TGES」)と電力と熱(蒸気や温水)の供給契約を締結したことを発表した。
本事業では、時間や時期によって需要状況の異なる異業種複数事業所の電力と熱の情報をシステムに集約して効率的に供給することで、約20%の省エネと約20%のCO2排出量削減が見込まれている。
<CS>
経済産業省が「おもてなし規格認証」の運用を開始
(参考情報:2016年8月25日 経済産業省HP)
経済産業省は8月25日、サービス産業の活性化・生産性向上のために「おもてなし規格認証」を創設し、同日より「おもてなし規格認証2016」の申請受付を開始すると発表した。
「おもてなし規格認証」は、サービス品質を見える化することによって、サービス事業者の活性化を促進する仕組みであり、お客さまや従業員の安全対策や外国人が困りそうなことへの備えなどの認証基準30項目のうち、15項目以上が該当することにより、「おもてなし規格認証2016」に認定され、「認定証」と「おもてなし規格認証2016マーク」が発行される。
<レジリエンス>
防災科学技術研究所が「災害年表マップ」を公開
(参考情報:2016年8月31日 防災科学技術研究所HP)
国立研究開発法人防災科学技術研究所(以下、「NIED」)は8月31日、日本全国における過去の自然災害事例をWeb地図上に表示する「災害年表マップ」を公開した。
同マップは、過去の自然災害事例を発生年ごとに市区町村単位でWeb地図上に表示するアプリケーションであり、地方単位、県単位、災害種別単位で情報を絞り込み、閲覧することが可能になっている。また、災害規模などの事例の詳細は「事例カルテ」で閲覧できる。
海外トピックス2016年7~8月に公開された海外のCSR・ERMに関する主な動向をご紹介します。
<CSR>
ベルテルスマン財団が各国のSDGs達成状況に関する報告書を公表
(参考情報:2016年7月21日付 同財団HP)
ドイツに拠点を置くベルテルスマン財団は7月21日、国連の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals 以下、「SDGs」)で定める2030年までの達成目標について、国連に加盟する193ヵ国のうち149ヵ国の達成状況をまとめた報告書「SDG INDEX & DASHBOARDS」を発表した。
同報告書では、各国の公開情報を踏まえ、100ポイントを最大として取組レベルをスコアリングした“SDG Index”と、SDGsの各達成目標について進捗状況を3段階で評価した“SDG Dashboards”の評価結果が示されている。
<環境>
CalPERSが5ヵ年のESG投資戦略を決定
(参考情報:2016年8月15日付 CalPERS HP等)
カリフォルニア州職員退職年金基金(CalPERS)は8月15日、ESG(環境、社会、ガバナンス)投資に関する5ヵ年の投資戦略を決定した。
本戦略では、以下の6つの優先取組課題が設定されている。
①企業に対する投資判断の材料となるESG情報の開示要請の強化
②モントリオール・カーボン・プレッジ*に準拠した取組の推進
(投資先企業のCO2排出量の把握・開示)
<環境/CSR調達>
アップルがサプライヤーと連携して推進する環境保護取組を発表
(参考情報:2016年8月17日付 同社HP)
アップルは8月17日、同社のサプライヤーと連携して推進する、中国における環境保護取組を発表した。
発表されたのは同社の主要サプライヤーであるLens Technologyにおける再生可能エネルギー使用に関するコミットメントと、中国国内のアップル製品の全最終組立施設における埋立廃棄物ゼロ認証取得の2つである。
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