ESGリスクトピックス(2016年3月)
2016.3.1
国内トピックス2016年1月~2月に公開された国内のCSR・ERM等に関する主な動向をご紹介します。
<コーポレート・ガバナンス>
ISSが「2016年版 日本向け議決権行使助言基準」を発表
(参考情報:2016年1月7日付 ISS HP)
世界最大手の議決権行使助言会社ISS(Institutional Shareholder Services Inc.)は1月7日、本年の株主総会において機関投資家が議決権を行使する際の指針「2016年版 日本向け議決権行使助言基準」を発表した。
本基準は、「取締役選任」、「監査役退任」、「役員賞与」、「買収防衛策」など、株主総会の各種議案について、機関投資家が賛成・反対の投票をする際の参考となる基準を示しており、本年2月開催の株主総会から全ての上場会社を対象として活用される予定。
<雇用慣行>
厚生労働省が「正社員転換・待遇改善実現プラン」を発表
(参考情報:2016年1月29日付 同省HP)
厚生労働省は1月29日、非正規雇用労働者の正社員転換・待遇改善を加速するための計画として「正社員転換・待遇改善実現プラン」を発表した。
同省は、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少が見込まれる中、非正規社員の希望や意欲、能力に応じた「正社員への転換・待遇の改善」を進めることが、国内企業の生産性を高め、日本経済の好循環に資する、と考えている。
<ダイバーシティ>
ロート製薬が副業制度等ダイバーシティ実現に向けた新たな取組を発表
(参考情報:2016年2月24日付 同社HP)
ロート製薬は2月24日、社員の多様な働き方を推進する制度として「社外チャレンジワーク制度」「社内ダブルジョブ制度」を制定した。
本制度は同社が同日に制定した新コーポレートアイデンティティ「NEVER SAY NEVER」*を達成するための2つの柱*2の1つとしての位置づけである。
海外トピックス2016年1月に公開された海外のCSR・ERMに関する主な動向をご紹介します。
<リスクマネジメント>
世界経済フォーラムが「グローバルリスク報告書2016」を公表
(参考情報:2016年1月14日付 世界経済フォーラムHP)
世界経済フォーラムは1月14日、グローバルリスク*に関する影響度と発生可能性を分析した「グローバルリスク報告書2016」を発表した。
影響度および発生可能性が高いグローバルリスクの上位5項目は以下のとおり。「気候変動の緩和・適応の失敗」「極端な気象(洪水や暴風等)」といった環境関連のリスクが上位に多くランクされる結果となった。
<リスクマネジメント>
国際標準化機構がISO31000に関する中小企業向けガイドを発行
(参考情報:2016年1月18日付 同機構HP)
国際標準化機構( International Organization for Standardization 以下、ISO)は1月18日、リスクマネジメントに関する規格であるISO31000の中小企業向けガイド「ISO31000 - Risk management - A practical guide for SMEs」を発行したことを公表した。
ISOは中小企業の意思決定者のISO31000に対する理解と、中小企業の規模と複雑さに合ったリスクマネジメントの実践を支援するため、国際貿易センター(ITC)*、国際連合工業開発機関(UNIDO)**と共同で同ガイドを発行した。
<環境>
GAPが新たな環境目標を公表
(参考情報:2016年1月21日付 同社HP)
米国アパレルメーカーGAPは、2015年に開かれた国連気候変動サミット(COP21)において締結されたパリ協定*を契機として新たな環境目標を設定し、2016年1月21日「グローバルサスティナビリティレポート2013-2014」を通じて公表した。新たな環境目標とは、2020年末までに自社で所有または運営する施設から排出される温室効果ガスを2015年の水準から50%削減するというもの。
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