いま見直すべきソフトウェア資産管理【情報セキュリティニュース(2011年6月)】
2011.6.1
ソフトウェア資産管理とは
今日では企業など多くの組織がITを幅広く活用しており、業務の効率化や付加価値の向上など様々なメリットを享受している。ITの活用にあたっては、必要なソフトウェアを、制作者の権利を侵さず、適法に、かつ効果的に利用することが求められる。ここで、様々なソフトウェア資産を、その入手から利用、廃棄にいたるまで、適切に管理するための活動を総称して、ソフトウェア資産管理(SAM:Software Asset Management、以下、SAMと略記する)と言う。一般に「ソフトウェア」には、画像や映像、音声、辞書など、コンピュータ等で実行されることを前提としないものも広く含まれる(後述の国際規格ISO/IEC 19770-1でもこれらを対象に含んでいる)が、本稿では話題の拡散を防ぐために、主にコンピュータ等で実行されるソフトウェアを中心に取り扱う。
ソフトウェア資産の管理にあたって、具体的には購入から廃棄までの各ステージにおいて、次のような管理プロセスが必要になるであろう。
1. 購入
所定の手続きに沿ってソフトウェアを購入する。購入手続きの中で、そのソフトウェアを購入する妥当性ついての確認・承認や、購入済みで余剰のソフトウェアが無いかどうかの確認を行い、納品されたソフトウェアは所定の場所に保管する。なお、組織で使用するソフトウェアの種類が増えると、管理やユーザーサポートが煩雑になったり、ソフトウェア購入コストが非効率になる等の弊害があるので、組織で使用するソフトウェア標準を定め、これに適合しないソフトウェアの購入を制限するという方法も広く実施されている。
2. 導入・インストール
使用するバージョンに動作上の問題やデータ互換性等の不都合がないかテストを行い、問題がなければインストールおよび環境設定を実施して使用可能な状態にする。
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