2021年度 No.14「EVの普及と全固体電池の開発」
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2022.3.1
要旨
- 中国、欧州を中心に、EVが急速に普及しています。
- 現在、主に使用されている車載用電池は、リチウムイオン電池です。
- リチウムイオン電池の改良と同時に、次世代電池の開発も進められています。
- 次世代電池の大本命と言われる「全固体電池」は、一部で製品化、試験生産が始まっています。
1. EVの普及
昨今、SDG'sの世界的な広まりや脱炭素化の流れを受け、EV(Electric Vehicle:電気自動車)の普及が加速しています。
欧州、中国、米国、日本などの主要国では、下表に示す通り2030年~2040年までにガソリン車の販売を規制またはEVの普及を強力に進める方針が打ち出されています。
下表は、2019年~2021年のBEV、PHVの販売台数です。2021年に全世界で販売されたBEV、PHVは6.7百万台、うち中国(3.4百万台)、欧州(2.3百万台)、米国(0.7百万台)が95%を占めます。特に中国の販売台数は2020年の約3倍に達しており、 2020年に全世界で販売された台数を上回りました。
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