レポート

RMFOCUS 第84号 - COP27報告

2023.1.1

2022年11月にエジプトで開催された気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)は、途上国からかねて強く要望されてきた「損失と被害(ロス&ダメージ)」に対する基金設立で進展を見た一方、温室効果ガス排出削減目標の強化や化石燃料の扱いについてはむしろ後退した感も強い。こうした国家間交渉の停滞とは裏腹に民間セクターでは脱炭素に向けた進展が随所にみられた。本稿では、一般社団法人SusCon代表理事の粟野 美佳子氏にCOP27の条約交渉外での場面から日本企業の今後の事業活動や日本のエネルギー事情にも影響を及ぼすであろう世界の最新動向について解説いただいた。

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