
2020年度 No.1「タイにおける新型コロナウイルスへの対応」
2020.2.1
要旨
- タイ保健省によると、2020年2月18日現在、35名の新型コロナウイルス(COVID-19)感染者が確認されています。
- 現時点でタイにおける新型コロナウイルスによる死亡例は報告されていません。
- ウイルス感染者のうち17名は既に回復、帰宅しています。
- ヒトからヒトへのウイルス感染は、主に咳などの飛沫や感染者との接触などによるものです。
1. 2020年2月18日時点の感染者数
タイにおける新型コロナウイルス感染者は2020年1月13日に初めて確認されました。2020年2月18日時点の感染者数は35名で、うち中国籍が25名、タイ国籍が10名です。 35名の感染者のうち17名は治療を受けて帰宅しましたが、18名は依然として病院の隔離された部屋で治療を受けており、そのうちの2人は重症です。
2. 新型ウイルスの検査・治療
タイ疾病管理局(Department of Disease Control:DDC)によれば、新型コロナウイルスへの感染が疑われる場合(咳、喉の痛み、鼻水、呼吸困難のいずれかを伴う発熱)、まず最寄りの病院で受診することが推奨されています。 新型コロナウイルスの検査が可能な病院は限定されていますが、その他の病院でも感染疑い者を隔離した上で鼻腔内等の組織を採取し、研究所に検査を依頼したケースがあります。検査結果は数日内に報告されたとのことです。
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