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TNFD・自然資本関連支援コンサルティング

見どころ
ポイント
  • TNFDを踏まえた自然への依存・インパクト、リスク・機会の把握を豊富な実績・知見に基づき支援
  • 取り組み段階やご要望に合わせて、必要なコンサルティングをワンストップ・オーダーメイドでご提供

2024.4.1

コンサルティングの概要

TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)は2023年9月、企業が自然関連課題(依存・インパクト、リスク・機会)について情報開示するためのフレームワークの正式版を公表しました。2024年1月のダボス会議で発表されたTNFD早期採用者(アーリーアダプター)には日本企業80社を含む世界320社が名を連ね、すでにTNFDに沿った情報開示を行う企業も急増しています。
自然関連課題の検討においては、直接の事業活動だけでなく、原材料調達などを含むバリューチェーン全体を対象とする必要があります。また、企業の自然関連課題は、事業が接点を持つ各場所の自然・生態系の状態や、そこでのかかわり方によって変化することから、自然関連課題を特定するためには、事業やバリューチェーン活動が接点をもっている自然や生態系について、場所ベースで科学的な評価・分析を行うことが重要です。
MS&ADインターリスク総研は、1990年代後半から生物多様性および自然関連のコンサルティングを多くの企業に提供しており、その豊富な実績と知見に基づいて、お客様の取り組みを支援いたします。

コンサルティングの詳細

TNFDの開示提言およびLEAPアプローチを踏まえ、バリューチェーンを通じた自然への依存・インパクト・リスク・機会の特定・評価、優先地域の評価、追加的な取り組みや目標設定、情報開示案の作成まで、オーダーメイドでご支援します。
以下はコンサルティング内容の一例です。

  1. 1 事業・バリューチェーンを通じた自然との関係性の概観の把握・対応ロードマップ検討

    事業・バリューチェーン活動の各フェーズを俯瞰して、自然への依存やインパクトの内容・重要性を評価し、ヒートマップなどに整理します。これを踏まえて、詳しく自然関連課題を評価すべき優先分野の特定や、中期的な自然関連対応ロードマップへの落とし込みを支援します。

  2. 2 優先地域の評価、依存・インパクトの評価

    TNFDの提示するクライテリアを踏まえ、多様なデータや地理情報システム(GIS)、シミュレーションを駆使し、事業拠点・バリューチェーンの場所における自然の観点での優先地域の特定と、依存やインパクトの定性・定量的な分析を支援します。必要に応じ、個別領域の専門的知見を有した外部提携先とも連携します。
    原材料調達段階での自然関連課題が重要な場合、調達地における優先地域の特定や、調達を通じた依存やインパクトの評価を行うことも可能です。

  3. 3 リスク・機会の特定・評価、シナリオ分析

    優先地域の評価や自然への依存・インパクトの評価を踏まえた、自然関連の事業リスクや機会の洗い出し・重要性の評価や、自然関連シナリオ分析を支援します。

  4. 4 追加的取り組みや目標設定の支援・アドバイス

    優先度の高い自然関連課題に対しては、追加的な取り組み方向性や効果的な目標設定についても、支援・アドバイスします。

  5. 5 情報開示案の作成支援

    検討結果を踏まえた自然関連情報開示について、開示案の作成やアドバイスを行います。

  6. 6 淡水資源にフォーカスしたLEAP支援

    全世界を対象とした水循環を可視化する水文モデル「GETFLOWS」を有する株式会社地圏環境テクノロジーと連携し、淡水資源の取水や排水に焦点を当てたLEAPアプローチの支援も可能です。