レポート

タイの洪水情報 (インターリスク タイ洪水レポート 2023年 No.1)

2023.4.3

見どころ
ポイント
  • 昨年の同時期と比較して、今年の累積降水量は高地を中心に減少しています。
  • 3月上旬から中旬にかけて全国的に気温が高くなります。また南西モンスーンの影響による雨も想定されます。
  • チャオプラヤ川流域のすべての主要ダムの貯水量は今年度の傾向として減少傾向にあります。Sirikitダムの貯水レベルは昨年2022年より高いものの、2011年よりわずかに低くなっています。またBhumibolダムの貯水レベルは2011年、2022年よりも高くなっています。
  • チャオプラヤ川流域の主要河川・運河では総じて水位は低く現時点で洪水リスクは高くありません。

降雨量

上図は累積降雨量(左図:2022年1月1日~3月23日、中央図:2023年1月1日~2月28日、右図:2023年1月1日~3月23日)を示しています。 先月と比較すると大きな変化はありませんが、昨年の同時期との比較では、特に北部地域において総雨量は大幅に少なくなっています 。

天気予報

4月以降も特に北部と北東部では暑い日が続き、気温は南部を除く全ての地域で40℃以上に達する可能性があります。降水量はやや少なくなる見込みですが、暑い気候と南東モンスーンによる低気圧の影響で中央部や東部では先月より多くなります。 また、今月は熱帯低気圧が発生する可能があり…

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