レポート/資料

タイの洪水情報 (インターリスク タイ洪水レポート 2022年 No.9)

2023.3.3

見どころ
ポイント
  • 昨年の同時期と比較して、今年の累積降水量は高地を中心に減少しています。
  • 3月上旬から中旬にかけて全国的に気温が高くなります。また南西モンスーンの影響による雨も想定されます。
  • チャオプラヤ川流域のすべての主要ダムの貯水量は今年度の傾向として減少傾向にあります。Sirikitダムの貯水レベルは昨年2022年より高いものの、2011年よりわずかに低くなっています。またBhumibolダムの貯水レベルは2011年、2022年よりも高くなっています。
  • チャオプラヤ川流域の主要河川・運河では総じて水位は低く現時点で洪水リスクは高くありません。

降雨量

下図は累積降雨量(左図:2022年1月1日~2月28日、右図:2023年1月1日~12月28日)を示しています。2022年と比較すると、今年の1月1日から2月28日までの総降水量は、特に高地で大幅に少なくなっています。 昨年の 高地の総降水量は 50~200mmの範囲ですが、今年の高地の総降水量はほとんどが 5~50mmの範囲です。

天気予報

3月上旬から中旬にかけて全国的に気温が高くなり、特に高地の多くでは気温が40~43℃に達すると予想されています。また南西モンスーンの影響による雨も想定されています。全体として平均気温は平年並みに近く…

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