レポート/資料

PLレポート 製品安全(2015年9月)

2015.9.1

国内トピックス最近公開された国内のPL・製品安全の主な動向をご紹介します。

東京都が子どものボタン電池誤飲防止策を検討

(2015年7月6日 東京都商品等安全対策協議会)

東京都は、子どもがボタン電池を誤飲する事故が多発していることを受け、平成27年度の第1回東京都商品等安全対策協議会を7月6日に開催し、「子どもに対するボタン電池等の安全対策」について検討を開始した。

今後、同協議会はアンケート調査・文献調査・事故再現実験・事故防止対策の方向性提案の調査等を行ったうえで、年内に「消費者への情報提供」「関係する業界団体への情報提供と要望」「国等への情報提供と要望」の方向性を示した都の対応を示す方針である。

経済産業省がFacebook「こちら、製品安全情報局!」を開設

(2015年7月17日 経済産業省)

経済産業省は、7月16日、製品安全に関する新たな情報発信として、ソーシャル・ネットワーキング・サービスのFacebookに専用ページ「こちら、製品安全情報局!」を開設した。

国は製品安全4法の運用を中心として、流通製品の安全性確保に取り組んでいるが、一方で、死亡や重傷火災等の重篤な危害を伴う重大製品事故の約2割が消費者の誤使用・不注意等によるものという。

「第9回キッズデザイン賞」が決定

(2015年8月3日 NPOキッズデザイン協議会)

NPOキッズデザイン協議会は、8月3日、「第9回キッズデザイン賞」優秀作品36点を発表した。過去最多の応募総数474点作品の中から7月3日に「第9回キッズデザイン賞」受賞作品308点が選出され、さらにその中から最終審査会が行われ、今回の発表に至った。

キッズデザイン賞は、乳幼児用品や玩具などの子ども向けの製品・サービスに限らず、大人向けのものでありながら、子ども目線を持った、良質な商品や施設、プログラム、調査研究活動などを対象としており、受賞作品の情報や成果を広く社会で共有し、今後の産業・研究活動と子ども環境の高度化を図ることを目的としている。

海外トピックス最近公開された海外のPL・製品安全の主な動向をご紹介します。

米国:CPSCが家具やテレビの転倒による死傷事故防止に最大規模のキャンペーンを展開

(2015年6月4日 CPSC)

CPSC(Consumer Products Safety Commission - 米国消費者製品安全委員会)は、6月4日、家具やテレビが転倒し、それらの下敷きになって子どもが死傷する事故を減少させるために、“Anchor it!”の名称で全国キャンペーンを展開することを発表した。

CPSCのデータによれば、家具等の転倒事故により2週間に一人の割合で子どもが死亡し、緊急治療室に搬入される年間平均38,000人の被害者の2/3を5歳以下の子どもが占めているという。

米国:LG Electronics が除湿器の事故報告を怠ったとして、制裁金の支払いとコンプライアンスプログラム実施に合意

(2015年7月22日 CPSC)

CPSCは、LG Electronics(以下、LG)が最高で182万5000ドルの制裁金(civil penalty)の支払いに合意した、と発表した。LGが、製造輸入した数種類の除湿器に欠陥があり、重大な被害を及ぼす可能性があることを知りながら、法律で定められた報告義務を怠っていたことが理由。

LGは2003年以来、自社製品の除湿器が発火し、使用者の家屋に延焼したという数十件の報告を受け取っており、2012年にリコールを実施した時点では、物的被害の総額が700万ドル以上に及ぶ合計107件の事故と3件の煙を吸い込む事故を認識していた。

米国:Fiat Chryslerがリコール実施の過失を認め、政府による監視、対象車両の買取り、記録的な制裁金の支払いに合意

(2015年7月26日 NHTSA)

DOT(Department of Transport:米国運輸省)は、Fiat Chrysler Automotive(以下、Fiat Chrysler)がMotor Vehicle Safety Act(米国自動車安全法)に違反したことを認め、政府による厳格な監視、一部のリコール対象車の買取り、および1億500万ドルの制裁金の支払いに合意したと発表した。本制裁金の額は、NHTSA(National Highway Traffic Safety Administration:米国運輸省道路交通安全局)がこれまで課した最高額。

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