レポート/資料

PLレポート 製品安全(2014年4月)

2014.4.1

国内のPL関連情報

スマートフォンの充電端子の焼損や本体の発熱に注意

(2014年2月20日 独立行政法人国民生活センター)

スマートフォンの急速な普及に伴い、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク)に寄せられる「スマートフォンの充電端子の焼損や本体の発熱等」に関する相談が大幅に増加しているとして、独立行政法人国民生活センター(以下「同センター」)は2月20日に相談内容の分析と事故品の調査結果等を発表した。

同センターによれば、事故は「充電中の充電端子の焼損」と「使用中や充電中の本体の発熱」に大別される。このうち、充電中の端子の焼損は、何らかの原因(例:端子の無理な抜き差し)による端子の破損・変形、あるいは異物や液体の付着(例:金属片、汗や飲料等)によりショート状態となり、発熱・焼損したと考えられる。一方、使用中・充電中の本体の発熱は「ゲームアプリやテレビ電話の使用による内部回路のCPU等への負荷増大」が原因と考えられるとのことであった。

このため同センターは、使用者に取扱上の注意を喚起するとともに、事業者に対して「発熱や焼損しにくい充電端子及び本体の発熱を抑えた商品の開発」を要望した。

製品安全活動ユニーとNITEが協定

(2014年2月21日 中日新聞)

大手流通企業のユニーは、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)と、製品安全活動の協力に関する協定を締結した。NITEと企業との協定締結は、2010年7月のビックカメラに次いで二例目となる。

ユニーは、お客様等から得られる製品事故の情報をNITEに提供する。情報を受けたNITEは当該情報を保有する事故情報データベースの照合や、製品事故のリスク分析などを行い、製品事故の未然防止対策に活用する。

また、ユニーは、NITEから提供された「リコール情報」や「誤使用防止のための注意喚起情報」などの情報を、消費者への安全情報として提供していく予定。

ユニーとNITEの協力の内容は、以下のとおり。

  1. 製品事故情報等の提供に関する協力
  2. 製品安全の取組みの強化に向けた協力
  3. 啓発活動に関する協力
  4. 人材育成等に関する協力

新潟のメーカー各社、食品安全を強化国際規格取得へ

(2014年3月1日 日本経済新聞電子版)

新潟県内の製菓、練り製品など食品メーカー各社が食品の安全管理に関する国際規格「FSSC22000※」の取得に動き出した。大手小売業が食品メーカーに認証取得を推奨しており、認証取得が取引の条件になりつつある。昨年末に国内の冷凍食品工場で起きた農薬混入事件で食品メーカーの安全管理が問い直される中、信頼を確保する狙いもある模様。

FSSC22000は食品の安全管理に関する国際規格で、食品メーカーに対して異物混入の防止など具体的な衛生管理の基準を設けており、昨今の事件を契機に注目を集めている意図的な異物混入の防御(食品防御:フードディフェンス)に対する要求事項も含まれている。

FSSC22000(Food Safety System Certification):FFSC(Foundation for Food Safety Certification)が EU食品・飲料産業連合会の支援を受けて2010年2月に当該認証スキームを開発。世界70カ国、400社以上の小売業・食品メーカー等が加盟しているTCGF(The Consumer Goods Forum)の運営の下で活動しているGFSI(Global Food Safety Initiative)が承認している食品安全規格の一つ。

海外のPL関連情報

CPSCが事故情報サイトの改善ためアプリケーション開発コンテストを実施

CPSC(米国消費者製品安全委員会)は、本年1月、CPSCが事故情報データベース※1を掲載しているウェブサイト(SaferProducts.gov.)の消費者による使い勝手の改善、リコール情報など製品安全情報の消費者による認知度向上などを目的に、コンピュータアプリケーション(以下「アプリ」)の開発コンテストを行うことを公表した※2。コンテストには、米国のソフトウェア開発会社や個人が応募することができ、勝者には賞金が贈られるほか、開発アプリはCPSCのウェブサイト及びSNSページに実装される予定である。

※1 CPSCがSaferProducts.gov.上で運営する製品事故情報等に関する公開データベース(2011年3月開始)であり、製品事故の被害者等が事故情報を書き込むことができ、書き込まれた事故情報は製造事業者に通知され、一定期間内(通知後10日以内)に製造事業者がコメントを付することが可能。

※2 Announcement of Consumer Product Safety Apps Challenge Under the America COMPETES Reauthorization Act of 2011
http://www.cpsc.gov/en/Regulations-Laws--Standards/Federal-Register-Notices/2014/Consumer-Product-Safety-Apps-Challenge/

米民間機関が、「家庭に潜む新たな三大毒性危険」について警鐘

米国の民間非営利機関(NPO)で、各種消費者用製品について安全性や使い勝手の観点から試験を行い、消費者に提供しているコンシューマーレポート(Consumer Report)は、本年3月21日のリリース※において、昨今の米国家庭において一般に使用される製品等の中で、毒性による危害リスクに今後留意が必要な分野として3分野を指摘した。

3分野としてあげられたのは、ボタン電池(Button batteries)、小分け洗濯用洗剤(Laundry detergent pod)、ポータブル発電機(Portable generator)である。 米国においては、毎年9万人の子供が毒物による事故により救急治療を受けている。これらの多くは、伝統的な医薬品や家庭用洗浄剤の誤飲等によるものだが、今回あげた3分野の製品による事故も増加しており、今後、これら製品による危害リスクに十分に留意が必要であるとしている。

※3 poisoning hazards that are hiding in your home
http://www.consumerreports.org/cro/news/2014/03/3-poisoning-hazards-that-are-hiding-in-your-home/index.htm

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