レポート/資料

PLレポート 製品安全(2014年1月)

2014.1.1

国内のPL関連情報

■冬の高齢者の製品事故防止について

(2013年10月24日 独立行政法人製品評価技術基盤機構)

NITE(ナイト:独立行政法人製品評価技術基盤機構)は、冬の事故防止について注意喚起を行った。

平成20年度から平成24年度までの5年間におけるNITEの分析では、高齢者の事故は下表のよ うに冬季に増加する傾向にある。背景には電気ストーブ、石油ストーブなどの季節製品事故があ るとしている。本年も同様の事故発生傾向が予想される。

また同分析では、高齢者の事故は、不注意や誤った使い方による「製品に起因しない事故」が 多くなっている。健康成人と比べ同じ事故形態でも、被害の程度が重篤になる傾向があり、製品 を正しく安全に使用して事故を防止するために注意を呼びかけている。

NITEでは、不注意や誤った使い方に対する注意によって、未然防止ができる事故が多いとしている。

■自動車用緊急脱出ハンマーのガラス破砕性能

(2013年11月7日 独立行政法人国民生活センター)

(独)国民生活センターは、自動車の乗員が交通事故や水没事故で閉じ込められた際に、ウィンドーガラスを割って車外に脱出するための自動車用緊急脱出ハンマー(以下「脱出ハンマー」)について、ガラス破砕性能テストを実施し、結果を公表した。

我が国には脱出ハンマーの性能に関する規格・基準がないため、テストはドイツ国内の製品安全法に基づくGSマークの認証試験である「平常温度におけるウィンドーガラス破砕性能テスト」により行われた。テストの結果、対象となった19銘柄のうちウィンドーガラスを破砕できないものが5銘柄あったほか、本体の変形・破損や不適切な表示例等が見られた。このため、同センターは、消費者に対しては購入時と使用上の注意喚起を行うとともに、業界・事業者と行政に対して製品の性能確保についての要望を行った。

これを受けて国土交通省は、同日、「自動車用緊急脱出ハンマーの性能確保と使用方法の周知について」を発行し、テストにおいて問題があった製品の対応の指導、脱出用ハンマーの製造・販売に対する指導、および業界自主基準策定に対する協力等を関係各団体に行うことを発表した。

■平成25年度上半期におけるJAS法の品質表示基準に係る指導等の結果を公表

(2013年11月29日 消費者庁・農林水産省ホームページ)

消費者庁および農林水産省は、平成25年度上半期(4月~9月)におけるJAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)の品質表示基準に係る指導等の件数や違反内容を取りまとめた結果を公表した。

ここがポイント

一般消費者に販売される食品の表示に対しては、JAS法及び各種品質表示基準※1により表示すべき事項※2が定められています。

  1. ※1 生鮮食品品質表示基準、加工食品品質表示基準、遺伝子組み換え食品品質表示基準
  2. ※2 生鮮食品:名称、原産地、(包装の場合)内容量、販売業者氏名及び住所等加工食品:名称、原材料名、内容量、消費期限又は賞味期限、保存方法、製造業者等氏名及び住所等

海外のPL関連情報

■海外のPL関連情報CPSCが玩具の安全対策の成果を強調する一方、消費者団体は一層の取組を要求

CPSC(米国消費者製品安全委員会)は、本年11月、2012年中の玩具に関連した事故に関する報告書※1を公表し、玩具関連の事故件数(15歳未満の事故)はほぼ横ばいである一方、死亡事故については、前年の17件から11件に減少していることを明らかにした。これも踏まえ、CPSCは、11月20付で、玩具の安全対策のための施策が一定の成果をあげている旨のリリース文※2を公表した。

一方、米国の消費者団体である米国公共利益調査グループ(US PublicInterest Research Group、 以下「PIRG」)は、11月26日、玩具の安全性に関する調査結果をまとめた報告書※3を公表し、 当該報告書の中で、市場に流通している玩具の中には、依然として法定基準を大幅に上回る有害物質を含むなど、危険な製品があることを指摘した。

■CPSCが乳幼児モニターシステムのリコールに関連し注意喚起

CPSCは、本年11月21日、カナダの業者が製造・販売した乳幼児モニターシステムのリコールについて、CPSCのホームページ上で公表した※1。同製品は、センサーパッドを乳幼児ベッドのマットレスの下に入れることで、センサーパッドとコードでつながったモニター本体が乳幼児の動きを感知するものである。公表文によると、センサーパッドとモニター本体間のコードを乳幼児がベッドに引き込み、乳幼児の首に絡まることにより窒息死する事例が2件発生している。 また、本件リコールに関連し、CPSCは、公式ブログ(OnSafety)において、「コード問題(CordIssue)」(子供と製品のコードの危険な組合せ)に関する注意喚起※2を行った。

  1. ※1 Angelcare Recalls to Repair Movement and Sound Baby Monitors After Two Deaths Due to Strangulation Hazard
    http://www.cpsc.gov/en/Recalls/2014/Angelcare-Recalls-to-Repair-Movement-and-Sound-Baby-Monitors-After-Two-Deaths/
  2. ※2 Baby Movement Monitor Recall: A Cord Issue
    http://www.cpsc.gov/onsafety/2013/11/baby-movement-monitor-recall-a-cord-issue/

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