レポート/資料

パワーハラスメント対策のあるべき姿【労災リスク・インフォメーション 第19号】

2015.11.1

1. パワーハラスメントとは

パワーハラスメント(以下「パワハラ」という)という言葉が、世の中で普通に使用される言葉、一般的に広く知られた言葉になって久しい。社会の何らかの現象に名前がつくことには大きな意味がある。これらの言葉が一般化したことには、この言葉が示す現象の広がりが背景にあると考える。

さて、この言葉には様々な定義があるところだが、2012年厚生労働省が組織した「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」では、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与え、または職場環境を悪化させる行為」と定義されている。

近年のパワハラ事例では、従来の「上司から部下へ」という場合に留まらず、「同僚から同僚へ」「部下から上司へ」「非正規社員から正社員へ」といった形の事例も数多く見られるようになっている。この定義は、このような状況の変化に着目して作られたものである。

また、この円卓会議では、パワハラを6つの具体的な行動類型としてまとめている(表1)。

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