ヒューマンファクターサーベイ(組織事故への対策のために)
2024.4.1
コンサルティングの概要
事故やトラブルの原因にはヒューマンファクター(人的要因)が関わっていることが 大半であるといわれています。また、それら原因にはモラルやコンプライアンス、職場環境、その他人の意識やモチベーション等、組織としての問題が潜んでいるケースが多くみられます。組織内部の問題となっているヒューマンファクターが何かを見える化し、効果的な解決策を示しながらモニタリングを常時行う体制を設け、リスクマネジメント力を強化するための支援を行います。
コンサルティングの詳細
1.組織事故にはヒューマンファクター(人的要因)が関係している
ある事故が発生したとき、その原因を追究していくと人や組織が関係している確率は80%にも上るといわれています。これらの要因のことをヒューマンファクター(人的要因)と呼んでいます。さらに人間の行動特性として、ミスや不注意は誰もが持っている人間本来の特性です。このミスや不注意が結果として、事故や災害が発生した時、これをヒューマンエラーと言います。 ヒューマンエラーを未然に防ぐには、個人に対してではなく組織としてヒューマンファクター対策を講じていくことが必要です。
2.現場調査により組織に内在する問題を引き起こす要因を抽出
<調査の流れ>
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1 事前調査
会社・組織に関する以下のような情報(センシティブ情報は除く)をいただきます。
- 安全に関連する部署等がわかる組織図
- 調査対象についての業務内容
- 要員体制等
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2 調査前打合せ
当社との窓口を設定いただき、調査日程・対象部署及び担当者との顔合わせを行います。その際に調査項目の概略についてご説明します。
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3 調査
当社調査項目によるヒアリング及びマニュアル・記録等の記載状況等の確認を実施します。
現場における安全管理体制の運用の状況を確認します。 -
4 報告まとめ
後日調査結果について報告書として取りまとめてご報告します。
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5 報告会の実施
報告書をもとに内容のご説明と、強化・改善のために効果的と思われる施策のご案内を行います。
※リスクサーベイとあわせて実施することでトータルなリスクマネジメントの課題を明らかにすることが可能となります。
3.この調査による状況把握の結果から考えられること
組織として必要な対策と個人にどのような対策をする必要があるかを見える化します。
1.組織事故は組織の安全文化の劣化によるものが考えられます
- 報連相
- 学ぶ文化
- 対話による組織管理
- 教育訓練
- 技術伝承の定着
- チームワーク
- モチベーション
- モラル
- 危機管理 等
ヒューマンファクターの問題点の解決にはこれらの状況把握は欠かせません。
2.事故の根本原因
根本原因を把握し解決策を講じることは、その事故トラブルのみならず様々な組織活動に良い影響を及ぼします。 不安全行動(不認識、確認不足、判断ミス、うっかり、意識不足等)の発生状況を確認し、組織に内在する課題や問題点を考慮し対策のアイデアを提案していきます。