安全に関する国家認定への動き ~概況及び申請手順を中心に~【中国風険消息(中国関連リスク情報 2013年11月)】
2013.11.1
はじめに
2010年4月、中国では、「企業安全生産標準化基本規範」(AQ/T9006-2010)」が制定された。これは、これまで各企業が異なる方法で取組んでいた安全生産1に関して、その取り組みの方法や取り組みレベルについて、共通の基準を設けることを目的としたものである。また、同年7月には「国務院 企業安全生産業務のさらなる強化に関する通知(国発(2010)23号)」が制定された。これら規範等の制定を受け、中国各地の企業において安全生産標準化の申請・審査の動きが活発化している。
本稿では、その中でも日系企業に関係の深い商工業企業2(参照:表1)に関する安全生産標準化に関する内容について解説する。商工業企業に関するこれら規範では、①商工業企業は安全生産標準化を全面的に推進すること、②2015年末までに、該当する商工業企業は安全生産標準化認定を受けること、が求められている。また期限内に認定を受けなかった場合の罰則として生産停止・閉鎖命令も規定されており、関係企業には計画的かつ早急な対応が求められる。そこで本稿では安全生産標準化をこれから申請する企業を主な対象とし、安全生産標準化の概況と申請手順を中心に解説する。
1 安全生産標準化の概況
1.1 商工業企業における安全生産標準化の認定・申請状況
2012年末現在、安全生産標準化の認定を既に受けている商工業企業は計96,136社あり、そのうち一級3認定企業は計396社、二級・三級認定企業は計95,740社である。また審査申請中の商工業企業は計40,674社である。(参照:表2)
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