レポート/資料

[特別寄稿]中国での事業運営に関するリスクマネジメント(全3回シリーズ)~第3回 清算手続の注意点~【中国風険消息(中国関連リスク情報 2013年5月)】

2013.5.1

(発行者注;本稿は、中国の弁護士である舒.氏および全永杰氏にご寄稿頂いています。)

本シリーズは、中国での事業運営における①「進出」、②「経営」、③「撤退」、の3つのフェーズに関するリスクマネジメントについて、2013年1月号から3回に分けて掲載しています。第1回目では、「中国進出時における事業場所の確保について」をテーマに、第 2回目は、「企業財産の保護について」をテーマに、それぞれ当事務所が直近1~2年に携わった事例を中心にご紹介しました。詳しくは、それぞれ1月号と2月号をご参照ください。

第3回目は、③「撤退」のフェーズに関するリスクマネジメントがテーマです。撤退というのはなかなか難しい作業で、実際には設立よりも遥かに労力とコストがかかります。また一口に撤退といっても、様々なパターンがあります。本稿では、最も煩雑な会社清算のリスクマネジメントについて、ポイントを絞ってご紹介します。

1. 会社清算検討時の留意点

筆者の経験上、以下に挙げる 6点については特に問題が起こりやすく、清算を検討する際には、特にこれらについて十分な検討を行っておくことが大切です。特に2)以降の留意点については高額な費用が生じる可能性もあり、場合によっては清算時期の再検討や清算準備期間の長期化、あるいは清算以外の撤退方法を検討することも必要になってくるでしょう。

以下に各留意点について説明いたします。

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