中国のネットユーザーの影響力【中国風険消息(中国関連リスク情報 2012年3月)】
2012.3.1
(関連ニュース:2012年2月12日「中国マイクロブログの炎上力、外資企業の脅威に」 Record China、ほか)
要旨
- 中国ではインターネット上で批判的な言動がエスカレートする現象が目立ってきています。
- インターネットのユーザー数の急増から、社会に対する影響力が大きくなっており、企業活動に影響を与える例も出ているので、注意が必要です。
ここがポイント!
『中国風険消息』月刊1月号でお伝えしたとおり、中国国内のインターネット利用者数は急増しています。特に「マイクロブログ」(中国語では「微博」と呼ばれる、いわゆる中国版Twitter)の成長が著しく、同種のサービスを提供しているプロバイダ4社のユーザー数は合計で4億人を超えています。
ユーザー数の増大によって、社会における影響力も大きくなっています。中国に限らず、インターネット上での(特に匿名性の高いメディアにおける)情報伝播は、批判的な言動の急激な盛り上がりを助長することが多いものですが、中国ではユーザー数の急増と相まって、特に顕著に見られるようになってきました。
このような現象が企業活動に与える例も出てきています。中国のインターネットユーザーによる反発が企業活動に影響を与えた例としては、次のようなものがあります。
また、企業がターゲットになった例ではありませんが、自らの裕福な暮らしをマイクロブログで紹介している若い女性のプロフィール欄に、中国赤十字社と関連のある記載があったことから、寄付金を横領していると疑われ、中国赤十字社に対する批判的なコメントが殺到した例や、中国で著名な日本人によるマイクロブログ上でのちょっとした発言が、たまたま歴史的に重要な意味のある日だったことから反感を買った例などがあります。2011年7月に発生した高速鉄道事故では、当局を批判する書き込みが相次ぎました。
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