レポート/資料

2011年 台風シーズンに備えて【中国風険消息(中国関連リスク情報 2011年8月)】

2011.8.1

2011年も夏本番に入り、台風と暴雨が各地で最も発生するシーズンとなりました。毎年この台風等の襲撃で、工場・倉庫等事業場に多くの経済的損失が生じます。先の日本で発生した東日本大震災でも、大きな影響がありましたが、たとえ自社事業場が罹災していなくとも、原材料メーカーや完成品工場が罹災したこと等により、製造工程や物流網にダメージが発生するといった、SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)の観点からも、リスク対策が重要と言えます。

そこで、今回の中国風険消息は、2011年各地の最新台風動向に関する情報も交え、対策等をご紹介いたします。貴社リスク対策の一助となれば幸いです。

1 2010年中国の台風事情

中国気象局が公布した「中国気候公報」によると、2010年、西太平洋と南海で発生したサイクロンの数は14個(サイクロンの強度は下記)で、平常年同期の台風数(25.8)より少ない数でした。なお、その内8個が、台風以上の強度であり、超強台風が2個、強台風が3個、台風が3個、それ以下では、強熱帯ストームが4個、熱帯ストームが2個でした(熱帯低気圧は5個)。例年、華南地区が最も大きな影響を受けます。同地区沿岸に上陸したサイクロンの数は7個、平常年同期の数(6.8)とほぼ同数でした。台風の発生時期と上陸場所は集中傾向にあり、8月末から9月初旬までの10日内で発生したサイクロンの数は5個に上りました。

中国では「国家気象局」により、下記の区分がされています。
台風以上強度:台風(typhoon)、強台風(severe typhoon)と超強台風(super typhoon)を指します。
台風以下強度:熱帯低気圧(Tropical depression)、熱帯ストーム(Tropical Storm)と強熱帯ストーム(Severe tropical storm)を指します。
(本資料では、これらを総称してサイクロンと表します。)

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