レポート/資料

2016年6月に発生したミャンマーの洪水【インターリスクタイレポート 2016年度 No.7】

2016.6.1

1.概要

ここ数年、ミャンマーでは、2008年のサイクロンNargisや2015年の大雨等により大規模な洪水が何度も発生しており、いくつかの地域は浸水による人的被害、家屋被害を繰り返し受けています。

2016年も雨季が始まる6月上旬にSagaing管区周辺で2度の洪水が発生しました。報道によれば、1度目の洪水で2名の死者、2度目の洪水で14名の死者が確認されています。洪水により大きな影響を受ける地域は、急峻な地形が急激になだらかになる山のふもとに集中しており、土砂災害によって多くの人的被害が生じています。

2.2016年6月に発生した洪水

2016年6月のSagaing管区周辺における大雨は、洪水による人的被害をもたらしました。

現地の報道によれば、6月10日、Katha地域において、土砂災害による2名の死者および洪水による4,000棟の家屋被害が発生し、いくつかの橋が損壊したことにより交通網が分断されたとのことです(ECHO, 10 Jun 2016)。
一方、Mizzima newsの取材では、同地域には5,000戸余りの住居があり、そのうち4,300戸が浸水したにもかかわらず、避難した住民がいなかったことが明らかになっています。この地域では毎年のように洪水が発生するため、住民はその対処方法を十分心得ており、住居は浸水しても大きな被害を受けにくい構造になっているものと考えられます。

全文はPDFでご覧いただけます