東日本大震災とリスクマネジメント ~震災を踏まえた実務面での課題とその対応策(その1)~【企業リスクインフォ(2012年1月)】
2012.1.1
2011年3月11日の東日本大震災発生から10ヶ月近くが経過した。今回の震災によりわが国経済は甚大なダメージを受けたものの、各社が驚異的なスピードでサプライチェーンを復活させるなどで復旧を果たしつつある。一方で今回の震災は、わが国企業におけるリスクマネジメントの取り組みのあり方に様々な観点から課題を突きつけたともいえる。
本稿では、東日本大震災の動向を概観した上で、震災の教訓に結びつくと思われるいくつかのキーワードをとりあげると共に、これを踏まえたリスクマネジメント(RM)取り組みにおける今後の課題と取るべき対応策について、本号および次号の2回シリーズで提言を行う。
I. 震災後のRM動向
1. 注目すべきキーワード
東日本大震災発生以降、これまで(2011年12月現在まで)のRMに関連する各種動向のリサーチを実施した結果、今後のRM取り組みを考える上で、浮かび上がったキーワードは以下の3つである。
(1)「想定外」
(2)「海外展開」
(3)「復旧・復興」
以下、各種リサーチの中から、それぞれのキーワードをとりまく状況の一例を示す。
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