レポート/資料

PLレポート 食品安全 2025年1月号

2025.1.7

食品衛生や食品安全に関する最近の主要動向を国内トピックスとして紹介する「PLレポート(食品)」では、2025年1月号で以下のようなトピックを取り上げています。

  • 消費者庁「食品表示法に基づく自主回収の届出状況」を公表
  • 解説コーナー:食品安全マネジメントシステムFSSC22000 V6への対応における留意点
    第3回 要求事項の解説と取組例(その2)

ここでは以上のトピックの中から、「消費者庁『食品表示法に基づく自主回収の届出状況』を公表」の一部について抜粋してお伝えします。

消費者庁「食品表示法に基づく自主回収の届出状況」を公表

消費者庁は2024年10月、「食品表示法に基づく自主回収の届出状況」を公表した。対象は食品等自主回収(リコール)報告制度の運用が開始された2021年6月1日~2024年9月末時点の届出情報。

図表1のとおり、公開件数の合計は5,584件、内訳としては、喫食により直ちに消費者の生命又は身体に対する危害の発生の可能性が高いものであるCLASSⅠが3,334件(60%)、喫食により消費者の生命又は身体に対する危害の発生の可能性があるものであってCLASSⅠに分類されないものであるCLASSⅡは2,250件(40%)であった。CLASSⅠのうち91件は、健康被害が発生している。

図表1 食品表示法に関する公開件数

図表1 食品表示法に関する公開件数
出所:消費者庁「食品表示法に基づく自主回収の届出状況(運用開始(令和3年6月1日)~令和6年9月末時点)」を基にMS&ADインターリスク総研が作成

回収理由別の発生原因は図表2のとおりで、回収理由として最も多いのは、アレルゲンに関するもので全体の 58.6%。その発生要因で最も多いのは「ラベルの貼り間違い」、次に多い要因は…

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