レポート

RMFOCUS 第78号 - 「従来型」BCPの限界と「オールハザード型」BCPの思想の付加

2021.7.1

リスクが多様化・複雑化する現代社会においては、原因事象型/シナリオベース型のいわゆる「従来型」BCPの脆弱性が露呈されはじめ、今回の新型コロナウイルス感染症においても、BCPが機能しなかった企業が一定数存在した。こうした状況を受けて、経団連も、既存のBCP(事業継続計画)の見直し・活用に加えて、「オールハザード型」BCPの整備が必要との提言を発表している。本稿では、今後のBCPのあるべき姿として「オールハザード型」BCP構築の考え方、また、そのメインとなる戦略としての「代替戦略」構築に資するアプローチを、事例を交えて解説する。

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