レポート/資料

<号外>「国宝・物流倉庫における労働災害防止対策」

2019.11.1

要旨

  • 2019年10月31日に沖縄県那覇市で、また11月4日には岐阜県白川村で世界遺産における火災が発生。
  • 4月にはノートルダム大聖堂の火災が発生しており、文化庁において国宝・重要文化財の防火設備等の緊急状況調査を実施し、8月に結果を公表、9月に国宝・重要文化財の防火対策のガイドラインを公表していた。
  • 今般の火災を教訓に国宝・重要文化財等における防火対策について取りまとめた。

本稿は、11月11日現在の情報を基づいて作成されたものである。

1. 世界遺産で発生した火災

2019年10月31日未明には沖縄県を象徴する城郭が焼失し、大きな衝撃を与えた。11月4日には岐阜県の世界遺産である白川郷においても火災が発生している。

今回の火災の出火原因等についてはまだ明確になっていないが、各消防機関によれば電気系統からの出火が推定されている。今回の火災のうち、以下に沖縄県の城郭の火災の特徴について、報道情報を基にまとめた。

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