レポート/資料

タイ洪水関連 ~感染症の発生状況とその対策(第2報)~【CSRトピックス 2011年 号外 No.2】

2011.12.1

はじめに

今般、タイのアユタヤやバンコク等を含む広い地域で発生した洪水は、徐々に沈静化しています。日系企業を含め多くの工場が浸水・水没した工業団地の中にも、排水を完了し、復旧作業に着手するところが増えています。

排水が進むのに伴い感染症が発生・まん延する可能性を踏まえて、インターリスク総研は11月29日にCSRトピックス号外「感染症の発生状況とその対策」を発行しました。本稿では、現地のその後の感染症発生状況のアップデートやワクチン接種が可能な現地の医療機関の情報等を追加する等、情報を更新しました(追加・変更した個所は赤字で示しています)。

インターリスク総研では、今後もタイ洪水に関する情報を更新していきます。

I. 感染症の発生状況

タイの日本大使館は11月11日、「『洪水発生時に起こりうる感染症についての注意喚起』についての補足説明」を発表。その中で、今後現地で起こりうる感染症として以下を挙げました。しかし、洪水による特定の感染症の流行の報告はなく、発生の兆候もないことも同時に強調しました。

  • コレラ、A型肝炎、腸チフス等
  • レプトスピラ症、結膜炎、破傷風等
  • デング熱、マラリア等
  • インフルエンザ等

全文はPDFでご覧いただけます