歩きスマホに関する実態と意識について ~アンケート調査結果より~ リサーチ・レター2020年第2号
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2020.8.1
要旨
以下、「歩きスマホ」とは、スマートフォンの画面を注視しながら歩いている(周囲が見えていない)状態のことをいう。画面を見ずに音楽を聴いたり、通話をしたりする(周囲が見えている)状態は除いている。
- スマホ保持者の中で、歩きスマホを行う人(ほぼ毎日行う人から月に数回程度しか行わない人まで含む。)が約60%、行わない人が約40%である。性別、年代別、エリア別、スマホ利用時間別を問わず、一般の歩道(横断歩道以外)での 歩きスマホが最も多いが、危険な場所であると言われる「駅のホーム」(約30%)、「横断歩道」(約15%)での歩きスマホも少なくない。
- 歩きスマホを行わない人はその理由として、「他人に迷惑をかけたくない」を挙げる人が最も多い(66%)。
- (自分が歩きスマホをしていて、または、他人が歩きスマホをしていて)他人との接触経験のある人は、30%を超える。ただし、(自己または他人の)負傷や(自己または他人の持ち物の)破損にまで至っているケースは多くない。
- 歩きスマホを行う人のうち、80%を超える人が、歩きスマホは「問題のある行為」だと認識している。スマホ保持者の中で、歩きスマホに対しペナルティの必要性を感じる人は、約90%である。
1. 背景
歩きスマホは、通行の妨げとなるにとどまらず、死亡事故1等重大事故の原因にもなっており、近年社会問題化している。
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