中国の携帯電話事情とソーシャルメディアの広がり【中国風険消息(中国関連リスク情報)2011年 第11号】
2012.1.1
(関連ニュース:「携帯電話利用者、今年は1億人超増加」「中国、米国を抜き世界最大に=スマートフォン市場で初」 他)
要旨
- 11月22日、中国工業情報化省は2011年10月末時点の中国国内携帯電話加入者数が約9億6400万(前月比1025万増)と発表した。
- 同日、Apple社の最新スマートフォンであるiPhone 4Sが中国規制当局のテストを通過し、数ヶ月のうちに発売されるとの報道がなされた。(Apple社等はノーコメント)
- 今年7~9月期の中国でのスマートフォン(多機能携帯電話)の出荷台数は2,390万台で、2,330万台であった米国でのスマートフォン出荷台数を抜いて、世界最大のスマートフォン市場となった。
ここがポイント!
(1) 普及するソーシャルメディア
ご存じの通り、中国のインターネット環境は特殊である。"Great Firewall of China"と言われるインターネットのゲートウェイがあり、中国国内から海外へのアクセスはそこで中国政府の検閲を受けており、Twitter、Facebook、YouTubeなどの閲覧がブロックされている。
しかし統制された環境であっても、中国内におけるユーザーの情報発信欲求は衰えることはなく、多くのソーシャルメディア、チャットなどが立ち上がり、2億人以上のユーザーを集めている。
全文はPDFでご覧いただけます