レポート/資料

2016年タイの干ばつについて【インターリスクタイレポート(2016年2月)】

2016.2.1

タイでは昨年より水不足が続いています。タイの主要な灌漑用ダムであるBhumibolダム、Sirikitダム、Kwae NoiダムおよびPasak Jolasid ダムの水量は2015年末より引き続き低いレベルにあります。こうした状況下、5月より始まる雨季までの間、水不足による影響の拡大が予想されており、各種の対策が実施されつつあります。

対策

以下のような対策が実施されています。

  • 4つの主要な灌漑用ダム(Bhumibolダム、Sirikitダム、Kwae NoiダムおよびPasak Jolasid ダム)の貯水量を一定以上に保つ為の放水制限が継続的に実施されている。
  • タイ工業団地公社はタイ全土の工場に対して、排水の再利用と地下水の利用を呼びかけている。
  • 新たな水供給源として昨年8月より4300の新しい井戸の掘削が実施されている。(既に約1250の井戸が稼動中)
  • 政府は農家に対して、水の使用制限と稲作以外の穀物の栽培を要請(そのための支援にかかる予算が昨年10月に承認されている)。
  • 主要ダムであるPa Sak Jolasidダムや新たに増設された地下水への水の供給を目的として、人工降雨を降らせる試みが実施されている。政府によると1月22~23日にかけて実施されたこの試みにより、4つの県(Pichit県、Pechaboon県、Nakhonsawan県、Loburi県)で短期間ながら雨を降らせることに成功しており、継続的に実施するとのこと。

工業団地への影響

工業団地への影響について公表情報ならびに工業団地事務所へのインタビューにて収集した結果は以下の通りです。バンコク近郊の工業団地では現時点で大きな影響はないようですが、北部では影響が出ています。

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