レポート/資料

2016年8月、9月の台風の概要と防災気象情報の活用のすすめ【災害リスク情報(2016年10月)】

2016.10.1

2016年8月、9月の台風の影響によって、各地で大雨や強風の被害が発生しました。被害を受けられた地域の皆様には心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧をお祈りする次第です。

1.はじめに

2016年の台風1号は7月3日に発生し、1951年の統計開始以降、1998年の7月9日に次いで2番目に遅い台風1号の発生となった。しかしながら、2016年8月には7個の台風が発生し、そのうち5個が日本から300km以内に接近、4個が上陸した。8月における台風の発生、接近、上陸の数は、それぞれ平均で5.5個、3.4個、1.0個であり、2016年はこれを上回る。また、9月には2個の台風が上陸した(9月30日12時現在)。本レポートでは、2016年8月、9月に接近、上陸した台風の特徴を整理するとともに、気象庁が進めている防災気象情報の改善に向けた取り組みを紹介する。

2016年の台風の気象や被害に関する情報は、速報や調査中のものを含むため、今後変更される可能性があることに注意いただきたい。

2.2016年8月、9月の台風

(1)台風の経路

過去の台風の主な経路を図1に、2016年8月、9月に接近または上陸した8個の台風の経路を図2(次頁)に示す。図1のように、7~9月の台風シーズンにおいては、台風は九州地方や四国地方などの西日本から接近する傾向がある。

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